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スウェーデンのダグラスパインを使用した限定品

2019.04.15

Furniture

雑誌などで1度は見たことがあるかもしれません。

おしりの形に合わせて削り出した座面に、無垢材の木肌、丸みのある3本の脚。この特徴的なシルエットは、とある職業の人々がよりすわり心地良く改良しながら生み出したものです。

 

15世紀デンマーク、農民達が牛の乳絞りの際に使っていた3本脚のスツールがはじまりと言われています。

床ではなく土の上なので3本脚の方が安定が良いのです。

その後17世紀に木靴の生産が盛んになりましたが、靴職人たちが毎日朝から晩まで仕事をする際にも3本脚のスツールを使用していたところ、磨耗でそれぞれのお尻の形になったらしい。

その座り心地の良さに気づいた職人達が、より長く快適に座れるように座面を削り、自分の身体にぴったり合うスツールを作るようになったのは有名な話。

こうしてこの「シューメーカースツール」が誕生しました。

どうですか、この削り出しの曲線美。

しかも今回は貴重なスウェーデン産のダグラスパインを使用して、限定生産されました。とにかく木目が綺麗。節も綺麗。

これを作っているデンマークwerner社は「100% DENMARK HAND MADE」。

昨今ヨーロッパのメーカーが原材料高騰や、人件費などの問題で生産拠点を東欧・アジアに移し、自国内での家具製造がどんどん減ってきている中、本国でしかもハンドメイドで家具製造をする貴重なメーカーです。

現在シューメーカーは、木取りから断裁、加工、組み上げ、梱包までの一連の製造過程をなんと、オーナーであるラース・ワーナーがほぼ一人でつくっています。

Werner社は、デンマーク家具メーカーに部材を供給する会社としての役割もあります。自国での家具製造業が縮小していく中で、Werner社のような木工加工に関する知識や技術が豊富な企業は今やとても貴重な存在なのです。

ぜひこの貴重なダグラスパインを使ったシューメーカーチェアを店頭でご覧ください。

限定数の販売ですが、少量のストックを持っておりますので、早めにご注文いただければ木目をお選びいただくことも可能です。

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