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セブンチェアメンテナンスの巻

2022.04.25

Furniture

我が家にはおよそ24年前に購入したセブンチェアがまだまだ現役で活躍しています。

まあ板座ということもありほとんどメンテナンスも必要なく、シェルの耐用年数も50年ぐらいあるので、人間の寿命でいうとまだ40歳を過ぎたばかりで、これから益々活躍してもらおうと思っています。

今回はレッグキャップが経年劣化で破損して久しく、そろそろ変えようと思って購入したのでそちらをレポートします。

 

フリッツハンセン社のチェアはシェルの裏面に製造年が記載されているので何年使用したのか分かりやすいのも特徴です。

入社間もない頃、どうしてもこのチェアが欲しくて、しかもこの色が欲しくて4ヶ月以上待ったのを鮮明に覚えています。

このウルトラマリンというカラーが当時のアクタススタイルブックに掲載されていて、そのカラーの鮮やかさとフォルムに衝撃を受けたのがキッカケです。

 

長年使用していると、プラスティック部分は大体劣化してきます。

このチェアの良いところはレッグキャップが劣化して破損しても、中に底面が別に設置されているので、床に傷が付きにくいことです。

これは使用していると本当に有難くて、さすがフリッツハンセン社という思いです。

今回はこのレッグキャップを新調しました。しかもフェルト付きのものに。

 

 

はい、こちらです。

1個300円ぐらい。超お手頃価格です。

在庫もあるので納期も早い。セブンチェアやアントチェアをお持ちの皆様に超絶おすすめです。

それでは付け替えていきます。

 

芯のみ残っている劣化したレッグキャップをペンチで力任せに抜き取ります。

意外と簡単に取り外せるのです。

 

何年もメンテナンスしていなかったので錆もひどいです。

この際こちらもキッチリメンテナンスしておきます。

カビには断然カビキラーですが、サビには断然メラミンスポンジです。

 

はいこうやって真面目にサビを取っていきます。

多少研磨剤が入っているので、クロームメッキのアイテムにはこの方法が最も簡単なのです。

 

こうやってせっせとレッグも磨き、レッグキャップも付け替えて(しかもフェルト付き)、また新たに生まれ変わったセブンチェアなのでした。

茶色いサビが付ききる前に早め早めのメンテナンスを心がけましょう。

これで巨匠アルネヤコブセンも喜んでくれていることでしょう。

とにかく自分の好きなアイテムを自己でメンテナンスしながら永く使用するのがインテリア。

レザーソファや無垢テーブルのメンテナンスも意外と簡単なんですよ。

気になる方がいらっしゃいましたらぜひフォレスタまでお問い合わせください。

 

さあ、このセブンチェアにはこれからあと30年近くは頑張ってもらいますよ。

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