デンマーク最古の大工仕事から生まれたチェア

FORESTA MAGAZINE フォレスタマガジン

2024.01.26

Furniture

DK3 (2009年、デンマークで創設されたインテリアブランド）から、チェアが入荷しました。

数年前、ACTUSにて世界限定50台（シリアルナンバーつき）で復刻されたPIAチェア。

1957年、ミッドセンチュリー全盛期にポール・カドヴィウスによってデザインされました。

今回、ACTUSとのコラボで再復活。金額もリニューアルしお求め安くなりました。

座面はCH24(Yチェア）など、北欧の椅子作りには欠かせないパーパーコード編み。

少し太めのペーパーコードのダブル編みは、安心感のある座り心地です。

“less is more”（少ない方が豊かである）の精神でデザインされたシンプルで美しいフォルムと

それを作り出す１パーツごとのデザインと加工技術が素晴らしい名作です。

「貫」と呼ばれる脚を支える横の部材を座面近くに太めに作り、ペーパーコードで巻くことにより、脚元をすっきり見せる効果があります。

木部の細かい技をデザインに落とし込んでいるところがPIAチェアの特徴だと感じます。

木の継ぎ方や、背柱の窪み、背もたれの滑らかな３次元カーブは成型合板により美しく作られており、

デンマーク最古の木工工房から生まれたこのデザインは、現代にもその技術が引き継がれています。

「木」に対するリスペクトも強く、

写真のような節を出来るだけ美しく残して木、本来の力強さを伝えています。

DK３ではこのような巨匠デザイナーの作品の復刻に加えて、ダニッシュデザインにリスペクトを込めた

新進気鋭のデザイナーとの新たなデザインの発表も行なっており、

フォレスタでも、今後DK３のアイテムを随時入荷予定です。