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外でも使えるSHOEMAKER CHAIR

2020.05.25

Furniture

デンマークの名作WERNER社のシューメーカーチェアです。

ご存知の方も多いと思いますがこのチェアはアクタスが一番お手頃価格なので、みなさんACTUSショップで購入しましょう。

さて今回はアウトドアでも使用できるシューメーカチェアの紹介です。

シューメーカーチェアは、15世紀のデンマークの農民たちが牛の乳搾りの時に使っていた3本脚のスツールがはじまりと言われています。
当時のデンマークは石畳の凸凹した床が多く、4本脚よりも3本脚の方が安定して座れたことから、3本脚のスツールや椅子が重宝されました。

その後、デンマークでは木靴の生産が盛んになり、靴職人が3本脚のスツールを使っていたところ、摩擦で座面がおしりの形に自然と削れ、さらに座り心地を良くするためにそれぞれのおしりの形にフィットするよう削っていくようになり、現在の形に近づきました。
それが「SHOEMAKER CHAIR」と言われる所以なのです。

それにインスピレーションを受け、現在のワーナー社のオーナー、ラース・ワーナーの父親が1970年代初めにシューメーカーチェアの製作を始めました。
座面を大まかに機械で削り出したあと、職人がひとつひとつ手作業で仕上げています。
さらに3本脚の間にT字に貫が入ることにより頑丈な作りになっており、また、使用するときの足置きにもなります。

そのシューメーカーチェア、本来はビーチ材のみの仕様なのですが、今回製作されたのはアフリカンマホガニー、しかも無塗装。

そして接着剤も屋外用のものを使用しているので、外に置きっぱなしでも大丈夫なのです。

アフリカンマホガニーはホンジュラスマホガニーの代替材として昨今人気で、それほど高価なものでもありません。

でも質感がとにかくよい。マホガニーならではの木目と茶褐色。

新品は写真のように薄い茶褐色ですが、半年ほど外に置いておくと薄いグレーに経年変化してきます。

これがまたカッコいいのですよ。

ぜひアフリカンマホガニーのシューメーカーチェアを購入して、育ててみて下さい。

 

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