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子供部屋の巨匠の椅子

2019.06.12

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アルネ・ヤコブセンデザインのグランプリチェア。

ミラノのトリエンナーレの展覧会でグランプリに輝いたことから「グランプリ」という愛称で呼ばれているチェア。

フリッツ・ハンセン社のアイコンとなるセブンチェアやアントチェアと共にスチールのレッグだけではなく、当時の最新技術が盛り込まれたウッドレッグを代表するチェアです。

しかし、製造工程が複雑でコストがかかるグランプリチェアは課題点が多く、生産中止に追い込まれた幻のチェアでもあります。

手に入らなくなってしまったグランプリチェアはヴィンテージ市場でも人気で高値が付くチェアでしたが、時を経て生産工程が改良され2014年に復刻。

当時は強度の問題がありヴィンテージも状態のい良いものは少なく奇跡の復刻でした。

強度面の改良はもちろん座面とウッドレッグのバランスがとにかく素晴らしく、他のデザインのものだと成立しない絶妙なバランスだと思っています。

強度を上げるためにウッドレッグは太くなりがちですが、バランスよく軽くするための削る場所も角度も細かなデザインにつながっています。

そんな貴重なチェアを納品したのは実は子供部屋でした。

なんと息子さんがご自身で選ばれた1脚です。

数ある中から選ばれた1脚がグランプリのウッドレッグ!

ハンス・J・ウェグナーデザインのCH20、通称「エルボーチェア」

こちらは娘さんご自身が選ばれた1脚です。

低めの背もたれに付いている小さなアームがしっかりと体をホールドし、固めの座面のクッションは水平に見えますが少しだけ前傾しています。

ダイニングだけでなくデスクチェアとしても長時間座っていても疲れにくく自然と正しい姿勢になります。

ナチュラルなビーチ材にキャメルのレザーがとてもよく合っていました。

1956年にデザインされたエルボーチェア。

当時は量産が難しく製品化されなかった幻のチェアでしたが、2005年にカール・ハンセン&サン社より復刻したチェアです。

ご兄弟で選ばれたチェアがどちらも復刻のチェアというのがなんとも感慨深いです。

家具が揃ったら完成ではなく、これからも少しずつ物が増え変化し続けていくであろうこの空間。

そんな過程の中のひとつを選ぶことに関わらせていただけたことがとてもうれしいです。

ご自身で選び愛着を持って大切に使ってほしい、ご両親の思いが伝わる空間でした。

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