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FORESTA春の徳島研修(後編)

2019.05.03

Daily life

徳島研修、後編です。

お昼をたべたあとは町に戻り、

まずは宮崎椅子製作所の工場に見学に行きました。

▽宮崎椅子製作所

お店でも人気の宮崎椅子製作所の家具。今や海外でも高い人気があり、国内でもホテルや旅館などで見かけることも多いです。

今回は5月に和歌山県立美術館で開催されるフィンランドウィークスに向けて、

特別な生地で作っていただいていたスツールの完成も楽しみにしながら、工場へと向かいました。

まず案内されたのはショールーム。

宮崎椅子で生産されているほとんどすべての商品の椅子が並べられていました。

まるで椅子のミュージアム。全て座ることができます。

お願いしていたスツールも丁度完成していました。

5/11(土)からのフィンランドウィークス出店まで、もうしばらくお楽しみにしていてください。

 

そして社長自ら、実際に椅子の作られる行程順に工場の案内をして下さいました。

こちらは木材の保管倉庫。各地から集められた様々な樹種の木材が保管され、乾燥されています。

 

大きい材から、加工しやすくカットしていく木材の中で「白木」と呼ばれる木の若い部分。

椅子の品質のために切り落とされますがこのように使わない部分も集めて接着し、再利用します。

 

その後、それぞれの椅子のパーツごとに加工されます。

宮崎椅子の椅子は曲げ加工がとても美しく滑らかです。木材によって水分量を見ながら丁寧に木材を曲げていく技術は、職人さんの長年の感覚や知識が必要な行程でもあります。

 

工場内を進んでいくにつれ、きれいに椅子のパーツが並べられていました。

 

そしてパーツを組み上げて椅子の形にする「組み立て」の行程へ。

宮崎椅子の美しさの真骨頂であるジョイント部分。椅子の形状によってフィンガージョイントや多方向フィンガージョイントといったつなぎ目の加工をされた木材が組みあがった時、その美しさが分かる行程です。

ずらっと並べられた完成間際の椅子が圧巻でした。

 

その後、併設された縫製工場にてレザーやファブリックの張地を張ります。

この行程でも生地の柄の向きや合わせ方を椅子に合わせてじっくり検討していました。

 

こちらは海外に発送される直前のチェア。海外の方は触り心地にこだわりを持つ人が多く、

「手の甲でなでて、こうやって質感を確かめる方が多いんです。」と教えていただきました。

 

各工程、分業された職人技のリレーが合わさり、一つの椅子ができあがります。

そして、それぞれの椅子に合わせた宮崎椅子製作所のロゴ入り段ボールに包まれて、今日もたくさんの椅子がお客様のもとに届けられます。

 

そしてACTUS徳島店へ。

▽ACTUS徳島店

海辺の向かいにある店舗は、倉庫をリノベーションして2016年にOPENしました。

近くの海につながる川の前にあり、店内から見える水辺が美しいロケーションです。

店内が吹き抜け&ロフトになっていて、1Fに主に小物雑貨やKIDS、ロフトに家具がディスプレイされており、広々してとても見やすい店内です。

お店に入った瞬間に全体が見渡せるので、とてもワクワクする明るい店舗でした。

ロフトをぐるっとまわれます。ご家族や数名でご来店されても、どこに居るかすぐわかりますね。

ゆっくりと店内を見学させてもらい、お店にない商品も実際見てみたりしながら勉強させていただきました。

徳島店のスタッフの方とも交流できたりと、とても充実した時間はあっという間に過ぎました。

徳島店の皆さま、ありがとうございました。

 

フェリー乗り場から車で10分程と近いところにありますので、徳島に行かれた際は是非寄ってみて下さい。

 

今回の徳島研修は1日もりだくさんの充実した内容でした。

今後も、実際みて学んだことをたくさんお伝えしていけたらなと思います。

日帰り徳島観光コースとしても少し参考になればぜひGW後半、徳島へ行ってみて下さい!

 

 

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