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フォレスタスタッフの家での過ごし方⑧

2020.05.01

Daily life

まだまだ続きます、スタッフのおうち時間。ちょっと長いですがお付き合いください。

フォレスタも接触を減らすためにここ2週間は平日は金曜日以外休業して、自宅待機のリモートワークでした。

私もデスクワークが主体となり、書類作成作業がメイン。チェアに座っている時間が長くなりました。

私の相棒はデンマークはフリッツハンセン社のセブンチェア(ウルトラマリン)。右側ね。当時38000円ぐらいだったと思います。

これは当時アクタスから発売されていたアクタススタイルブックに掲載されており、このカラーリングとデザイン、座り心地に衝撃を受けて購入しました。

そう、あれは入社間もない1998年のこと。Windows98が発売され、明石海峡大橋が開通し、松坂大輔が甲子園の決勝戦でノーヒットノーランを達成した、あの年です。

Kiroroやブラックビスケッツ、ブリグリ(ブリリアントグリーンね)が流行っていたあの年です。

デスクは知る人ぞ知るEXシリーズ。確かスウェーデンのメーカーだったかな。MDFにビーチ材の突き板で当時30000円ぐらいだったと思います。

今と比べれば相当安いですが、そもそも物価が違いましたし、今よりも圧倒的に人件費も安く、ガソリンに至っては「ハイオク89円」「レギュラー78円」という今から思えば考えられない時代でした。

家具は基本20年ぐらいは普通に使用できます。日本は買い替える文化ですが、北欧は受け継ぐ文化。

子供や友人に受け継いだり、蚤の市で見知らぬ誰かに受け継いだり。そんな受け継ぐ文化なので、明らかにクオリティが良いのです。

よく、正規品とコピー品の違いはなんですか?という質問をいただきますが、もはや全て違います。

製品が生まれたバックボーン、製造メーカーの思い、前述した商品クオリティ。全てにおいて異なるのです。

置物ならコピー品でもいいかもしれません。でも使用するということを考えるとクオリティや思いがとても大切。

私もこのチェアは22年目。まだまだ現役で、シェル(青い部分)の寿命は50年とも言われていますからこれからも一緒に時を刻んでいきたいと思っています。

10年で買い替える車に200-300万円使う人が多い中、20年以上使用できる家具にそこまでお金を費やす方がまだまだ少ないのも事実です。

 

さて、そしてデスクワークに欠かせないのが柔らかい光。

窓際にデスクを置いているので朝日が差し込んでとても心地よくデスクワークができます。

下にコルクを敷いているのはコヤツのためです↓↓↓↓↓

今の季節はとても暖かいので、デスクしたに寄ってきてすぐに寝てしまいます。

先日13歳になりました。たまに仕事の邪魔をしにくる可愛いやつです。

 

ちょっとデスクワークに疲れたらリビングへ。

こちらも自分が気に入ったものばかり集めていますので、私にとっては至極の時間を過ごせる場所です。他の家族は知りませんが、、、

この仕事をしているとなんだかんだ欲しいものが増えてついつい購入してしまうのですが、最近購入して気に入っているのが写真左にちらっと写っているVITRAの色鉛筆。

クジャクの形になっていて、カラフルな色鉛筆がクジャクの羽のごとく刺さっています。

家具と同じぐらい好きなのが食器。

前回のブログでも書いたのですが、色々使ってみるものの結局はittalaのTEEMAに落ち着きます。

シンプルなデザイン、優れた耐久性、料理との相性(料理しませんけど)などなど。

PLATE21cmとBOWLとMUGは必須です。

最も気に入っているのは上から3番目のカラーのペトロールブルー。

2006年に生産開始・2007年12月に生産終了したカラーで、深い海のようなブルーグリーンがとても美しく、落ち着いた表情がとても魅力的です。

最近発売されたハニー(一つ前のブログでスタッフが紹介)もめちゃくちゃ可愛い色で、コレクションに追加しようと思っています。

 

食器も基本的に家具と考え方は同じ。

高品質なもので気に入ったものをできる限り永く使用する。高くても安くてもいいんです。自分が好きなものなら。

私、海外の蚤の市も何度か参戦したことがありますが、1960年代の食器や、50年代の家具、はたまた誰が買うねんと思えるような信号機やガラクタなど盛りだくさん、所狭しと並べられています。

いらなくなったから廃棄するのではなく、新しい誰かに受け継ぐ。そういう考え方の方が豊かなのだと思います。

前回のブログでも書いたのですが、インテリアはいかに自分が楽しく家で過ごせるかの道具。ただの道具なんです。

でも同じ道具を使うなら、自分が気に入ったデザイン、座り心地、カラーリングの方がいい。そこにデザインが加わることによって圧倒的に存在感が増すのです。

そして、その道具を使って、好きな番組を見たり、好きな本を読んだり、好きな音楽を聴いたりして、かけがえのない時間を過ごす。

だから気に入ったものはできる限り永く使う、壊れたら自分でリペアする、飽きてきたら他の人に受け継ぐ。

 

日本も徐々にそういう時代になってきたんじゃないかなあと思います。

そういった意味も含めてフォレスタは皮革のリペアの仕事も始めました。(急に宣伝かよ!)

レザーソファが気に入ってるけどメンテナンス不足でボロボロになってきた。ペットがいるので傷みが激しい。

気に入っているのなら買い替えずに、リペアして使いましょう。

これからはそういう時代。そんなご相談がありましたらぜひ、スタッフまでご相談ください。

 

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