吉野杉を使用したアイルランド仕込みの匠の技

実はこの座椅子、吉野杉の積層合板(プライウッド)で出来ています。
厚みのある突板を何層にも重ねて、手で曲げているのです。
これはもともとアイルランドの技術。
この座椅子はアイルランドでの修行経験を持つ若き職人によって、製材から座面の張り込みまでたった一人でこだわり抜いて製作しています。

そもそも杉材は柔らくて家具には向いていません。
通常家具製作に於いて、木を曲げるときはスチームで曲げるのが一般的。よく曲木をつかった椅子を見かけます。
ただこの杉は柔らかいという特性のもと、家具加工には向いていないのですが、積層にすることによって強度が増し、柔らかさによって素手で3次元に曲げることが可能なのです。

こちらは工房にお邪魔して実際に制作工程をお伺いしたときの写真。
野菜なんかもそうですが、家具も作り手の顔が見えたり、作り手の話を直接聞けたりすると、より一層興味がわいてきます。

そして完成。
張地もたくさんありますが、持ち込みの生地でも製作できます。
マリメッコやミナペルホネンなんかでも製作できますよ。
フォレスタでも最近特に好評で、内覧会などの和室のディスプレイにも欠かせないアイテムになっています。
人気の為、只今3ヶ月ほどお待ちいただくことになります。
ぜひ実物を店頭でご覧ください。
