漂う照明
新しい照明の展示が始まりました。
空間にふんわりと漂う繊細なエッジ。

1枚の薄いアルミ板から、型にはめ、回転をかけながらヘラで抑えながら伸ばす「ヘラ絞り」
という金属加工技術で1点1点作られています。
金属板のろくろ回しといったらわかりやすいでしょうか。
パラボラアンテナなんかもこの技法で作られています。

金属を加工するときによく使われるのが「プレス加工」です。
違いは、「ヘラ絞り」の方が」表面の滑らかさ、つなぎ目がなく、端の処理が綺麗なこと。
しかし、1点1点手作業で板を伸ばし加工するので、加工技術が難しく、
熟練の技が必要と言われています。
さらに、あえて歪ませることによりエッジの曲線を生み出し、
光が角度によって美しく見え隠れします。
展示はグレーとブラックの2色。
ラインナップにはホワイトもございます。

この繊細で絶妙なバランスは家具との相性も良く、
照明一つでより良い空間を作り出してくれます。
この照明は大阪を拠点としてプロダクト、インテリア、ギャラリーなど多岐にわたるデザインを手がける「graf」のオリジナルデザイン。
空間全体をデザインする目線ならではのとてもバランスの良い照明です。
夕暮れ時は本当に照明が美しく、照らされる家具も美しく見えます。
