「daen」断面のカタチが名前になった椅子
宮崎椅子製作所にて去年発表された新作のチェア、daen(ダエン)が店頭に入荷しました。
デザインは小泉誠さん。建築や家具、テーブルウェアなど生活に関わる様々なモノをデザインされています。
この滑らかな曲線には様々な秘密が、、、

とにかく美しい佇まい。
フレーム全ての断面が楕円になっていることから名付けられたこの椅子。
側面から見ると部材がとても細く見えます。見た目以上の強度をしっかり出すことと
デザインを合わせるため、職人さんとの共同開発で構想から11年の月日を要したとのこと。

椅子は部材をつなぐことが多いので、新作の椅子が届くだびに継ぎ目を見てしまうのですが、
この曲線の継ぎがとても素敵です。

写真では、お伝えしにくいのですが、長く座っても疲れない工夫もされています。
座面の底がくりぬかれており、空洞部分はウェービングテープ(シートベルトのような素材)と
「ダイメトロール」という布バネで支えられています。
これがトランポリンのような役割をし、底つき感を感じにくいため、長時間座ってもお尻が痛くならない工夫がされています。
これは店頭の椅子を裏から触っていただくとよくわかりますので、気になる方はぜひスタッフまでお声がけください。
