アタという植物をご存知ですか

インドネシアからアタを使用したシリーズが入荷しました。
バリ島で職人がひとつひとつ手で編んで作り上げたシリーズ。使い込むごとに経年変化する素晴らし素材です。
アタとは主にインドネシアで自生するシダ科の植物で、アトゥと呼ばれています。
その茎の部分を使って編み込んで作られるものがアタ製品です。
アタはインドネシアで自生する植物のため、インドネシアでしか採れません。
そのアタを編みこんで製品を作成した後は、ココナッツの実を裂いて、これをチップにしたもので燻します。
3時間ごとに裏返すという作業を2日~3日繰り返します。これが燻蒸作業です。
燻すのは防虫・防カビが目的ですが、燻すことによりアタ製品独特の香りとアメ色に仕上がります。
燻製のような香りがするのはこのためです。

このティッシュケースは職人の手で3日ほどかかるそうです。
ラタンなどと比べて目が細かく、編みこむのに時間がかかるために高級品として重宝されています。
また上質な製品を編むことのできる職人が減ってきています。さらに自生のアタ自体も採取しにくくなってきています。
このためやや高価な価格設定になっているのです。

こちらはダストボックスとして使ったり、鉢カバーとしてもとしてもお使いいただけます。
適度な光沢がとても上品な仕上がりです。

このように職人によってひとつひとつ丁寧に製作され、非常にきれいな模様を編みこみます。
先述のようにアタは使い込めば使い込むほどアメ色になり、経年美化します。
個体差もありますのでぜひ店頭でご覧ください。
