長年愛され続けてきた名品スツール60

FORESTA MAGAZINE フォレスタマガジン

2024.08.16

Furniture

今回はARTEK スツール60をご紹介いたします。

スツール60は1933年にアルヴァ・アアルトがデザインした

ARTEKを代表するデザインであり、スツールとしてだけでなく

サイドテーブルとしても幅広く使うことができる言わずと知れた名作家具のひとつです。

3本の足と座面というシンプルな構造ながらも現在まで愛され続ける美しいデザインとなっており、

この長年にわたって愛されるデザインの秘密の一つはアアルトが開発した

L-レッグという技術でバーチ材の脚の上部に切り込みを入れて、

薄い板を挟み加圧するという特殊な加工をしているところです。

この技術によって、テーブルの天板や、スツール、椅子の座面といった家具の平らな面を、

無垢材が垂直に支えることができるようになりました。

スツール 60は「L – レッグ」を用いた最初の製品で、

それ以降のアルテックの多くの家具に応用されています。

また3本の足と1つの座面という部品の少なさは環境と経済にも優しく、

組み立ても自分自身で行うため、家具への愛着も自然と湧いてくるそんなメリットもあります。

現在、店頭には2種類のスツール60があり

そのうちの一つが座面にリノリウムを採用したものになります。

リノリウムは日々のメンテナンスがしやすく長年にわたってお使い頂くことができます。

もう1種類はオレンジ色のものになり、

美しいデザインのシルエットと鮮やかなカラーは

どんなお部屋にも合わすことのできるものとなっております。

”STOOL60”は一見シンプルなスツールに見えますが、シンプルだからこそ

デティールにまでこだわり、追及することで長年にわたって愛される

名作家具になっていったのではないでしょうか。

そんな名作家具を皆さんもぜひ使ってみてください。