テーブルのお手入れ、していますか?
毎日使うダイニングテーブル。無垢の木製テーブルをおススメする際に必ずお伝えしているのが
「ご自宅でメンテナンスができる」ということです。(オイル仕上げに限ります。)
「メンテナンス」というと、とても大変なように思われがちですが、やってみるととても簡単。
定期的なメンテナンスで、より美しく長くお使いいただけます。
1年以上何もメンテナンスをされていない方はテーブルの状態を要チェックです。
実際のメンテナンスの流れをご紹介いたします。
今回は自宅のテーブル(THYME DINING TABLE R120㎝ クリアオイル仕上げ)が購入して1年以上経過したので、全体をメンテナンスしてみました。
コースターやトレイを使うように心がけていても、
知らず知らずにつく「輪染み」や細かい傷。気付いた時には、拭いただけでは取れにくい状態に。
全体的に何カ所か輪染みが目立つ状態で、まばらな日焼けも気になる状態でした。
納品当時のオイル仕上げも、拭き掃除によりだんだんと摩耗してカサついてきています。

使用したのは、ACTUSメンテナンスキットオイル仕上げ用ワックス ¥4180円(税込)
店頭でも販売しております。天然素材100%(えごま・米・レモン油)でできておりダイニングテーブルなどのお食事の場所にも安心してご使用いただけます。
テーブルの大きさにもよりますが、120㎝-150㎝の幅のテーブルで、3-4回分ほどの量です。
中には、【オイルワックス・紙やすり#400・ウエス】がセットで入っているので、このひと箱で手軽にメンテナンスを始めることができます。

まず、準備として
テーブル全体を硬く絞った綺麗なふきんで拭き、しっかりと乾拭きをします。(日頃のよごれも濡れ拭きの際によく落ちます。)
乾拭き後、
表面が乾いたら、付属の紙やすりで全体をやすり掛けします。
①手のひらサイズにカットすると使いやすいです。
②木目方向に表面の色が変わるくらいにやすり掛けをします。
(写真左)やすり掛け前…まだらな輪染み汚れが気になります。
(写真右)やすり掛け後…表面の目に見える汚れが削られて落ちます。細かい傷であればこの時に一緒にある程度目立たなくなります。
やすり掛けの工程が、汚れが落ちるポイントなので、しっかりとやすり掛けを行います。
③木目に逆らうやすり掛けは、やすり跡が目立ちやすくなるため避けましょう。

日焼けと汚れが落ち、新たな木肌の色があらわれます。
全体をまんべんなくやすり掛け後、木の粉をしっかりと乾拭きで拭き上げます。
さいごに、仕上げのワックスを塗り込んでいきます。しっかりめにワックスをウエスに取り、全体にまんべんなく塗り込みます。
オイルの油分で塗り込んだ部分がしっとりと濡れ色になるまで少しずつ塗り広げていきます。
一気に塗り込もうと思うと、ムラになりやすいので少しずつ塗り広げるイメージで丁寧に行ってください。

液体タイプのオイルではなく、ワックスオイルですのではじめての方にも簡単にメンテナンスしていただけます。
表面のかさつきが無くなるまでしっかりとメンテナンスしたら、全体に艶が蘇ります。
完全にオイルが乾くまでは1日以上置いていただき、しばらくは日焼けしやすい状態ですので
1ヶ月程はできるだけ日中に机の上に物を置きっぱなしにしないように注意して使用してください。

おおよそ30分程度でメンテナンス出来ました。冬の乾燥が気になる時期はとくに表面のかさつきがでやすいので
この時期のお手入れはおすすめです。
触り心地もすべすべして、天板表面もきれいに蘇るのでスッキリとして気持ちが良いですよ。
汚れが気になるタイミングで、定期的に行っていただく事できれいな経年変化を楽しんでいただけますし、
オイル仕上げを繰り返すことで、どんどんコーティングも強くなります。
乾燥しきってしまうと、汚れが付きやすくなりますので、半年~1年に1回のメンテナンスをおすすめします。
