有機的なデザインと木工の限界に挑戦したDC11
宮崎椅子製作所の新作 DC11 の納品事例のご紹介です。
大らかでゆったりとした座り心地。
美しく削ったパーツの接合部に意匠性を持たせ、オーセンティックな構造で仕上げた椅子。
デザイナーはイタリア・ミラノを拠点に活動するデザインユニット INODA+SVEJE(イノダ+スヴァイエ)
宮崎椅子製作所とは DC09、DC10に続き、3作目のデザインです。
クラシックで重厚感のある雰囲気を持ちながらも、INODA+SVEJEらしい有機的な曲線とディテールが随所に見られ、現代的な要素も取り入れたデザインです。
今回はブナ材 ブラックウレタン塗装/ヌバック でご注文をいただきました。

design : INODA+SVEJE 2024
張座 W630×D535×H730 SH430 mm
ペーパーコード W630×D535×H730 SH415 mm
パーツの造形と接合部に意匠性を持たせたデザイン
シームレスにパーツを接合する、これまでの INODA+SVEJE のデザインと異なり、美しく削り出したパーツ同士の接合部に意匠性を持たせ、オーセンティックな構造でデザインされた椅子。

環境に溶けこむような有機的なフォルム
人間の骨のように丸い形状をつないだ接合部は、環境に溶けこむことをコンセプトに有機的なフォルムを目指すことから生まれたアイデア。ボリューム感のあるアームと背は、細身の脚との対比で浮遊感を持たせています。


頭の中に描いた理想のデザインを現実にした高度な職人技
アームから背もたれにかけてのデザインは、木工で実現するのは難しいと宮崎椅子製作所の社長も感じたほど、複雑な曲線。
INODA+SVEJEの頭の中に描いた理想のデザインを現実にするため、木工の限界に挑戦し、職人たちとの協業によってDC11は完成しました。
NC加工機(削り出す機械)を使い、一本の椅子のアームだけでも約30分かけて削り出す必要があるほど、手間と技術が掛けられています。宮崎椅子製作所が生み出すハイクオリティの職人技が無ければ成しえないデザインです。
※こちらは受注生産のみとなります、納品にはお時間がかかる場合がございます。ご了承ください。
