時を重ねるごとに深まる美しさ
今月はフォレスタ35周年祭ということで、様々な企画をご用意しております。
10月18日(土)からスタートする【ガズニン絨毯展 POPUP STORE】で販売する商品を少しご紹介したいと思います。
Ghaznin(ガズニン)絨毯とは、アフガニスタンのガーズニ州発祥の手作り絨毯です。
かつてシルクロードの中継地点として栄えたアフガニスタン。そこで生まれたガズニン絨毯は、東西の文化が融合した上質で鮮やかなデザインがとても魅力的な絨毯です。

アフガニスタンのガーズニ州は、標高2220メートルで、1日の中でも寒暖差が激しい高山地帯です。農業が盛んな地域でもあり、小麦、とうもろこし、りんご、桃など様々な農作物が作られています。
その山岳地帯で生息する羊から取られたウールは、繊維が長く油分をしっかり含んだ上質なウールが特徴です。そのウールに植物染めと化学染料染めをすることで、より艶やかで発色の良いデザインが生まれます。

通常、絨毯を作る場合は、デザインを先に決めてそれに合う色糸を選びますが、ガズニン絨毯は、その時にある色を基にデザインを選んでいきます。
つまり、デザインの決め方が本来の絨毯作りとは逆になるのです。だからこそ唯一無二の独自の美しい絨毯となるそうです。
そして、ガーズニ絨毯に欠かせない色と言えば”ターコイズブルー”です。
ターコイズの主な産地はイランで「乾いた大地を潤す水」を象徴した色合いから、世界各国では神聖な意味を持ち、持つ人にパワーや幸運(災いから身を守る意味を含む)をもたらす色とされています。
ガズニン絨毯にも様々な文様が織り込まれていますが、今回ご紹介するの文様が【スルタニ】です。花や葉など植物が何本もの蔦によって繋がっていくデザイン。
▼スルタニ

イスラム教では「命が繋がっていく様子」を植物で表したものであり、不老長寿や永遠の命を意味しています。
現地の職人さんの技術と祈りがひと目ひと目に込められたGhaznin(ガズニン)絨毯。
玄関マットサイズからリビング、ダイニング用の大きいサイズも様々取り揃えております。
シルクのような艶やか上品なガズニン絨毯。時を重ねるごとに深まるガズニンの味わいを楽しんでいただけてぜひ普段の暮らしの中で感じてみませんか。
