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自然とともに暮らすシープスキンのある暮らし

2025.12.09

Goods

スウェーデンの老舗ブランド Skinnwille(スキンウィル) のシープスキンチェアパッドが入荷しています。

1922年にスウェーデン南部ファルコーピンで創業したSkinnwilleは、羊皮を無駄なく暮らしに取り入れるという考え方を大切にしてきたメーカーで、厳しい気候の中で育まれてきた温かさと実用性を兼ね備えたものづくりを続けています。

北欧では、シープスキンは古くから身近な素材で、ベンチやチェア、さらにはベビーカーに敷くなど、特別なものではなく日常の一部として親しまれてきました。

この習慣は、ただ温かさを求めるだけでなく、動物繊維ならではの調湿性や耐久性を自然と生活に取り入れてきた結果でもあります。

Skinnwilleのチェアパッドに使われるシープスキンは、毛が自然にカールした構造をもち、1本1本の繊維が空気を含むため、冬のあたたかさと同時に湿気を逃がす効果があります。

羊毛は弾力性も高く、長時間座っても潰れにくいのが特性で、ダイニングチェアの硬さが気になる方や、デスクワークで座り心地を改善したい方に選ばれている理由もここにあります。

Skinnwilleはこうした素材の性質を損なわないよう、環境負荷を抑えたなめし・染色方法を取り入れており、自然素材と向き合う北欧らしい製品です。

色合いはグレー、ベージュなど穏やかなトーンで、インテリアとの馴染みをよくしてくれます。

椅子にそっと置くだけで柔らかさが生まれ、空間が少しあたたかく感じられるのは、天然素材ならではの魅力かもしれません。

毛並みや色味にひとつひとつ個体差があるのも特徴で、それも自然素材を使った製品の味として楽しんでいただけます。

裏面がつぎはぎになっているのは、天然の羊革を無駄なく使うためです。

一枚革は部位によって厚みや強度が違うため、品質の良い部分だけを選び、必要な形に合わせてパーツをつなぎ合わせています

こうすることで耐久性が安定し、長く使える仕上がりになります。

見えない部分ですが、自然素材を大切にするものづくりならではの工夫です。

お手入れは普段は、軽くブラッシングして毛並みを整える程度で十分と手軽です。

スウェーデンの人々が長い時間をかけて育んできた「自然とともに暮らす」感覚がそのまま形になったSkinnwilleのチェアパッドは、日本のインテリアにも溶け込み、毎日の生活の中に小さな心地よさをもたらしてくれます。

店頭では素材の柔らかさや色の違いを実際に手に取っていただけますので、ぜひ北欧の暮らしに根づく快適さを体感してみてください。

 

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