フィルムカメラとまち歩き
フィルムカメラが好きです。
小さい頃から父のお下がりのカメラを持たせてもらい、ハッとした時に撮りながら散歩をする。みたいなことをして遊んでいたのですが、
小学校の修学旅行や遠足には写ルンです、中学校くらいになるとデジタルカメラ、
高校生の時にはカメラつき携帯電話で写真を撮るようになり、今やスマートフォンの写真だらけ。
写真はだんだん現像しなくなっていきました。
しかし手元に残っている写真はフィルムで撮って現像したものばかり、
学校の修学旅行などや部活動の写真を購入する写真以外に意外と手元に残らないものです。

3年ほど前に父から譲り受けたフィルムカメラ。
OLYMPUS PEN EE-3 という1973年に発売された50年ほど前のカメラです。
今でも現役で綺麗に写ってくれる、とても良くできたカメラです。

譲り受けてからまたフィルムカメラが好きになり、少しずつ撮るようになりました。
手のひらサイズで持ち運びやすく、充電も電池もいらないので気が向いた時に
カバンに入れて持ち歩きます。
和歌山は自然も多く、夕焼けも綺麗だったり、ちょっとしたお出かけでも思い出に残るので
忘れた頃に現像したり見返していろんなことを思い出すのがフィルムカメラの醍醐味かなと個人的には思います。


デジタルカメラ(上)とフィルムカメラ(下)で同じものを撮っても、記憶の中にある景色はフィルムカメラの方が近いような気がします。(これは和歌浦の高津子山付近の紫陽花。)
和歌浦、雑賀崎エリアは灯台もあり、桜や紫陽花が綺麗で猫もたくさんいたり、夕陽も綺麗なので
カメラ散歩をするにはとても好きな場所です。
充電も電池もなくてフィルムを入れるだけで写真が撮れる機械ってそれだけでとてもすごい機械だなと、
このカメラの素晴らしさに最近気が付いたのですが、、、

このレンズの周りについているプツプツした透明の部分の奥にあるセレンという光電池のおかげで、
外の光を集めることによって発電し、撮影ができるというカメラ。
いつまでも大事に使い続けたいものです。

45年後、デジタルカメラとなりwi-fiでデータが飛ばせるようになってからもレンズやフォルム、ロゴなどが受け継がれている様子。
ものづくりの精神がと技術がたくさん詰まったものを大切に使い続けたいなとカメラを通じて思いました。
2020年はたくさん街を歩きながら残していきたいです。

2020年1回目に行った貴志川線沿線の旅(チャギントン電車に乗りました。)の出来上がりを楽しみに待ちたいと思います。
待つ時間も楽しみで好きです。
