北欧の名作家具が復刻しました
デンマークを代表する家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナー。
椅子の巨匠ともいわれ、大ベストセラーであるCH24チェアは「Yチェア」と呼ばれ、長く愛されています。
そんなハンス・J・ウェグナーの名作椅子のなかから、
「CH30」チェアが復刻しました。

もともとは1954年にデザインされたこの椅子。65年の時を経ても、ダイニングに柔らかいあたたかさを与えるデザイン。
”デニッシュモダン”の最盛期と言われる時期にデザインされたこの椅子は、
出来るだけシンプルなデザインと、細かい技術や小技が詰まっているとても北欧らしい作品です。

たとえばこの曲線の座面。
成形合板(木を薄くスライスしてプレスする技術)を用いて背中にフィットするカーブをつくっていたり、

背もたれの接合はこの十字の埋木が施されていて、美しく仕上げるための職人技がアクセントにもなっているのです。

椅子を支える「貫」部分は魚の骨のような形。背もたれや座面の曲線になじんだ柔らかく軽い印象をあたえます。
もともとは家具職人であったウェグナーらしい研究がつまった美しい椅子です。
そして今回の復刻の注目は座面のファブリック。
イギリスのテキスタイルデザイナー、エレノアプリチャードによるデザイン。
これまで北欧の名作家具を自身のデザインしたファブリックとともに再解釈し、
現代のデザインにも合う新しいものに蘇らせてきた方です。
彼女のテキスタイルデザインはイギリスの伝統的なデザインに影響されているので、名作椅子たちとの時代の相性も良いのではないか、と思いました。
今回の生地デザインはこのような感じ。

どこか日本らしさも感じさせるこのデザイン。
チェアの色はオーク材のホワイトオイル仕上げという明るい色の組み合わせが素敵です。
CH30 LIMITED 2019 W52×D42 ×H78(SH46)cm オーク材ホワイトオイル仕上げ
限定50台のみの貴重な限定モデルです。
