現代美術館と武道の聖地
とてもおもしろい美術館があると聞き兵庫県から近い岡山県の奈義町という所へ行ってきました。
磯崎新氏の設計で建物と作品が一体化した体験型の美術館です。
養老天命反転地などで知られている荒川修氏らが制作した展示室などとてもインパクトのある体験室などがあります。
円柱形を横に倒したような建物の内部はまるっと天井まで展示室になっており奥まで歩いて入れます。

周りには龍安寺の枯山水の石庭があったり懐かしい遊具があったり湾曲した床をフラフラ歩くとタイムスリップしたような感覚に。
他にも真っ白な壁の休憩室はゆっくり歩く足音でさえ高い天井まで音が響き渡り教会にいるような厳かな空間が広がっています。
(細長い窓からは、中秋の名月に月の光が差し込むよう作られているそうです!)
建物内には図書館も併設しておりゆったり寛げる憩いの場にもなっていました。


そして、美術館の帰りに偶然見つけたのは「宮本武蔵駅」
人名が使われためずらしい駅です。
奈義町のおとなり美作市は宮本武蔵生誕の地。武蔵の生家やお墓もあるところなのです。
剣道などをされている方はご存知なのかもしれません。
宮本武蔵が育ったこの地は武道の聖地でもあるそうで周囲には道場や武道館などゆかりの場所が点在しています。
和歌山市内からでも3時間ほどで行ける場所。
新宮市へ行くような感覚で日帰りで行けるちょっと楽しい場所。おすすめです。

