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【Studio Jig】工房見学

2024.04.26

Furniture

先日、休日を利用して奈良県の川上村に工房見学に行ってまいりました。

Studio Jig】さんです。吉野杉を使った座椅子をフォレスタではお取り扱いしています。

作家である平井健太さんにお会いし、直接お話しを聞くことができました。

吉野の奥地に車を走らせ、細く高くそびえ立つ吉野杉の景色を堪能しながら森の中にある工房へ。

愛犬のこはるちゃんが尻尾をフリフリしながら出迎えてくれました。

めちゃくちゃリラックスしてます。野生の鹿と追いかけっこをすることもあるそうです。

工房の中にはキチンと整理された工具の数々。

平井さんは、デザインから製作まで全ておひとりでされています。

今まさに製作中の商品たち。

薄くスライスされた吉野杉が平井さんの手によって滑らかな曲線を描いています。

一般的に杉材は軽くて柔らかい為、家具には不向きとされていますが、この吉野杉は分厚い突板を積層し、圧着する技術により強度を高めることができます。これを3次元に曲げることで美しい曲線に仕上がるのです。

「いつもこうやって吉野杉に苦戦しながら向き合ってます」と平井さん。

まず最初に実際に見て驚いたのですが、6メートル近くある吉野杉であっても殆ど節が無く、細かく均一で美しい年輪であることに思わずため息が出ました。

6メートルの杉をスライスした物ってなかなか見れないですよね。

平井さん曰く、この子達は優等生な木。 例えて言うなら出来杉くんのような子たち。

しかしこの美しい吉野杉だけでは、面白みが無いので。

この写真で見られるような、菌の侵食に木が抵抗した痕跡をいかしながら。

吉野杉以外のモノを融合させながら常に新しいモノづくりをされているそうです。

次の作品展に出される作品を見せて頂くことができました。

一般な家具に使われる木は、およそ5060年程の樹齢と言われてますが、ここにある吉野杉は100120年程の樹齢とされています。

中には400年前に植えられたとされる木もあるそうです。

100年単位の年月をかけて多くの人の手によって大切に育てられた吉野杉は、除伐し、間伐されながら製材され、平井さんの手によって美しい製品となります。

とても壮大で美しいものを見せていただける貴重な機会でした。

ぜひ店頭にてご覧ください。

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